| オープンのごあいさつ |
■ ITをあたりまえに使うために
IT(情報技術やコンピュータをビジネスや社会で活用する方法)の世界も人間に例えるなら、なんでも栄養にしてしまう乳児期を経て、途中、あまりに急激に成長してしまったた反動で、すこし病気をした「ITバブル」と呼ばれる時期も乗り越えて、ようやく社会のインフラ(基盤となる技術)として、あたりまえの技術として定着してきたように思えます。
ただし、「あたりまえ」の云えるのは、大企業やマスメディアの見出し、それにITの世界により近い仕事をしている人たちのようで、多くの中堅・中小企業、個人経営の事業者のみなさん、なによりも、そういったビジネスの中心者である経営者のみなさんの多くも、いろいろな雑誌や新聞、セミナーなどの情報から、ITはこれからの経営に必要だとは頭ではわかっていても、まだまだ「あたりまえ」に導入したり、使ってみたりするということには、もう一歩、腰が引けてしまっているのではないかと思います。
ITは技術ですが、経営という観点からすれば、結構大きな「投資」であり、これまでつちかってきた「やり方」や「ノウハウ」を一部変更したり場合によっては捨てたりしなくてはならないリスク(危険性・冒険性)を伴っています。
こういうときに、社内にいる若手が、「社長、ウチもIT化をすすめましょう!」と提案してくれることを多くの経営者のみなさんは期待しているのかもしれませんが、なかなかテレビドラマのように、そうそうタイミング良くそういう人材が社内にいるとは限りませんし、単なるパソコンやインターネット好きの「オタク」だったら仕事を怠ける口実に投資するようなものになってしまいます。
■ 頼みにくいITベンダー
では、それはやはりIT専門の会社に相談すべきか、といいますと、テレビで心憎い夢のあるコマーシャルを流している*BMや*立、*EC、**通といったいわゆる大企業は申し訳ありませんがそれ相当の企業でなければ相談にも乗ってくれませんし、乗ってくれたとしても月100万円以上の費用は間違いなくかかります。
街の税理士さんのような、身近なところでITの相談に乗ってくれる人はいないのでしょうか。大丈夫です。それがITコーディネータなのです。
■ ITコーディネータとは
ITコーディネータは、ITの歴史が新しいのと同様に、資格制度としても2001年に登場した新しいものです。しかし、その資格保有者の多くは、長年IT企業でプロフェッショナルとして活躍してきたひとや公認会計士、税理士、中小企業診断士などの経理・経営をサポートしてきたプロフェッショナルです。「ITと経営の橋渡しをする」を合い言葉に、企業経営にとって、ビジネスの成功をもたらすためにITをどう使いこなしていくか、どう取り組んでいくかを経営者のみなさんとともに考えていく「あなたの街のITコーディネータ」なのです。
■ このサイトのめざすもの
では、このサイトは、そういう悩みをお持ちの経営者のかたや、企業内でお困りのみなさんにITコーディネータを紹介するためのサイトなのか、といいますと、確かにそれもこのサイトを立ち上げた目的のひとつではあります。
それ以外の目的としては、ITコーディネータへの警鐘を鳴らしたかったからです。
ITコーディネータ資格は、一度取ったら安心というこれまでの資格制度とは異なり、毎年毎年の研修や研鑽をポイント化して一定ポイントを確保しなければ資格を失ってしまうという厳しい資格です。なぜ、この資格がそこまで厳しいかというと、ITの世界が日進月歩ならぬ秒進分歩といわれるほど技術革新や変化が激しく、半年前の知識が今日では通用しないとまでいわれるほどの激変区だからなのです。もちろん、IT技術にとどまらず、ビジネスのスタイルもそれに伴って刻々と変化していますから経営手法についても常に最新の手法を熟知していなければ、経営者のみなさんに陳腐化したIT技術と使い古された経営方針を助言してしまうことになってしまうのです。
しかし、今、ITコーディネータのみなさんは、毎年のポイント消化には汲々としていても、新しい技術や情報を得ることについて本当にどん欲なまでに取り組んでおられるでしょうか。
■ 過去の技法に安住してはいけない
たとえていえば、インターネットのWebサイト(ホームページ)も、1年前であればhtmlという言語を使って、簡単に作ろうと思えばホームページビルダーというソフトを使えばほとんどワープロ感覚で作ることができました。しかし、今、個人のWebサイトの主流は、ブログ(正式にはウェブログ:Web Log)に移行しつつあり、Web上のグループやコミュニティサイトも匿名ではなく、参加には紹介者が必要なSNS(ソーシャルネットワークサービス)が拡大しつつあります。特にブログサイトは、元々は毎日日記を書くのに特別なソフトを立ち上げるのではなく、パソコンだけでなく携帯電話からでも文章や写真を簡単に掲載できる機能が重宝されて広がりはじめ、それを見た人から感想や意見などがコメントやトラックバック(リンクの一種で相手のサイトに書くのではなく、自分のブログにコメントを書いてリンクする。)で寄せられることから友達同士のつながりや交流が可能となってきたというものです。
しかし、最近では、企業がユーザーとの意見交換や情報収集にブログを活用する例も多くなってきており、たとえば神奈川新聞では、読者との双方向の情報交換サイトとしてブログを活用しています。
残念ながらITコーディネータがブログサイトを積極的に活用しているという話は聞いたことがありませんし、とあるITコーディネータの会合でブログについて提案したことがありますが、これだけホットな話題であるにもかかわらず、ほとんど関心を呼ばなかったことも残念なことでした。
■ 経営者とITコーディネータの橋渡し
わたしは幸いにしてITコーディネータのかなり規模の大きい組織に参加していますので、そこそこの交流もありますが、そうでないITコーディネータはどうやって情報交換や研鑽をすすめているのか、どういった事例研究をしているのか、どういった活動をしているのか、ほとんど知るすべなく、個人的なつながりで活動したり、資格そのものを単に保持するにとどまってしまっているのではないかと思います。
そこで、たまたまかもしれませんが、あまり関心を呼ばなかったブログを活用して、ITコーディネータのみなさんとさまざまな情報交換と交流を図るサイトをオープンさせ、そこでITコーディネータのみなさんをお互いに知り合っていただくだけでなく、できれば、経営者のみなさんにもこういう活動をしているITコーディネータがいることを知っていただいて、ぜひ、お声をかけていただければと願っている次第です。
「経営とITの橋渡し」がITコーディネータのキャッチフレーズならば、「経営者とITコーディネータの橋渡し」がこのITCフォーラムのキャッチフレーズにしていきたいと思っています。
垣見 多容
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コメント
BLOGオープンおめでとう御座います。
垣見さんの熱い思いが伝わってきます。
「継続は力」頑張って下さい。
投稿: 中谷 正明 | 2005年7月24日 (日) 04時39分
BLOG拝見しました。
私も、これからは、BLOGだと、思います。
ぜひ、続けてください。
身内の応援ですが?
投稿: 垣見芳正 | 2005年7月29日 (金) 10時39分